2024.10.13
ジェイミー・リー・カーティス 作 ローラ・コーネル 絵 坂上香 訳 偕成社 1998年
作者のジェイミー・リー・カーティスはアメリカの女優です。養子として迎えた子どもが二人います。
ですから、彼女自身はこの絵本に出てくるママなのでしょうね。
養子として迎えられ家族になった女の子が、パパとママに「ねえねえ、もういちど ききたいな。わたしがうまれた よるのこと。」と何度もせがむのです。
生まれたという電話がなった夜のこと。
飛行機で迎えに行ったときのこと。
もう一人の女の人のお腹で私が大きくなったってこと。
その人は若すぎて私の面倒を見ることができなかったんでしょ。
その人は私を産んでくれたお母さん。
ママとパパは、私を子どもにして家族にしたママとパパ。
何度も繰り返し「ききたいな」と思わせるほど、ママとパパの愛情は確固たるもの。素敵な家族の形が描かれています。