絵本日記「1年365冊」

『ねえねえ、もういちどききたいな わたしがうまれたよるのこと』 | 言の葉のうつわ

『ねえねえ、もういちどききたいな わたしがうまれたよるのこと』

2024.10.13

ジェイミー・リー・カーティス 作  ローラ・コーネル 絵  坂上香 訳  偕成社 1998年

作者のジェイミー・リー・カーティスはアメリカの女優です。養子として迎えた子どもが二人います。

ですから、彼女自身はこの絵本に出てくるママなのでしょうね。

養子として迎えられ家族になった女の子が、パパとママに「ねえねえ、もういちど ききたいな。わたしがうまれた よるのこと。」と何度もせがむのです。

生まれたという電話がなった夜のこと。

飛行機で迎えに行ったときのこと。

もう一人の女の人のお腹で私が大きくなったってこと。

その人は若すぎて私の面倒を見ることができなかったんでしょ。

その人は私を産んでくれたお母さん。

ママとパパは、私を子どもにして家族にしたママとパパ。

何度も繰り返し「ききたいな」と思わせるほど、ママとパパの愛情は確固たるもの。素敵な家族の形が描かれています。

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