絵本日記「1年365冊」

『ねこたちのてんごく』 | 言の葉のうつわ

『ねこたちのてんごく』

2024.10.14

シンシア・ライラント 作・絵  まえざわあさえ 訳  ひさかたチャイルド 2013年

天国への道には、草のいい香りがしています。

ねこはこの道を通って天国に行くのです。

天国のドアの前で天使が待っていてくれます。

天使は「よく きたね」と言って、ねこにおいしいお水を出してくれます。

そして、ねこは天使になります。

「さあ、きみも てんしになるんだよ」

天国にはねこのための木が生えています。

ねこの好きなおもちゃも次々に出てきます。

おなかがすいたら神さまの台所へ行きます。

テーブルにはごちそうが山盛り。

神さまは、どのねこもうんと可愛がってくれます。

天使になったねこは、ときどき遠くの青い星を眺めて、いろいろなことを思い出します。

 むかし くらしていた いえのこと―

 かわいがってくれた ひとのこと―

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