2024.11.03
いわきたかし 文 しまだみつお 絵 童話屋 2007年
小さなもぐらのもっくは、穴を掘ることと、いたずらをすることが、なによりも好きでした。
ある朝、もっくはいいことを思いつきました。
「きょうは とびきりの いたずらびよりだ!」
もっくは小さなシャベルで小さな穴を掘りました。それは、落とし穴。
かたつむりが穴に落ちました。
次は、大きなシャベルで大きな穴を掘りました。
かえるが穴に落ちました。
もう少し大きな穴には、うさぎ。さらに大きな穴にはたぬき。いのししもくまも順々に穴に落ちました。
いちばん星が光る頃、もっくはもっと大きな穴を掘りました。
その落とし穴に何が落ちるのでしょうか。
あした目を覚ませば、きっとすごいのが落ちてるはず・・・・・・
(もっくは、どうやら、流れ星が落ちるのを期待しているようですよ。)