絵本日記「1年365冊」

『タツノオトシゴ ひっそりくらすなぞの魚』 | 言の葉のうつわ

『タツノオトシゴ ひっそりくらすなぞの魚』

2024.11.17

クリス・バターワース 文  ジョン・ローレンス 絵  佐藤見果夢 訳  評論社 2006年

タツノオトシゴは漢字で書くと「竜の落とし子」。姿が竜に似ていることからついた名前だそう。

タツノオトシゴは魚です。エビやカニの仲間ではありません。

顔はウマに似ていて、しっぽはサルにそっくり。そしてメスが産卵した卵をオスがお腹のふくろで育てるため、オスのお腹にはカンガルーの袋があります。

無事に大きく育つと、サンゴ礁のかたすみにすみかを決め、どこに出かけてもここに戻ってくるのだとか。そして、生きるための最大の武器「擬態」でサンゴや海草に化けて上手に隠れます。

不思議なタツノオトシゴの生態を美しい絵とともに楽しめる作品です。

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