絵本日記「1年365冊」

『いかあげたこあげ』 | 言の葉のうつわ

『いかあげたこあげ』

2024.11.27

高畠じゅん子 作  高畠純 絵  偕成社 2024年

今月発行されたばかりの二人の高畠さんの新作絵本です。

「ちなみに、ふたりの名前が似ているのは、偶然です。」と但し書きがあります。

風が吹く日、タコがたこあげをしていました。そこへイカが走り込んできて、イカの形のたこをあげています。

タコはイカにたこあげをするなと言いました。イカはこれは「いかあげ」だと言い張ります。とうとうふたりはもみあいに。

どうぶつたちが寄ってきました。

タコは「あれは イカの かたちを しているだけで、そらに あがれば たこ だろう」

イカは「タコが あげるのが 凧あげなら、イカが あげるのは いかあげ でしょう」

決着がつきません。

再びタコが「タコが いかだに のっても、いかだは いかだ」

イカは「タコが いかだに のれば、それは たこだ せしょう」

トラがあそべばトランプゲーム。たこがあそべばタコンプゲーム。

ゾウはぞうきんがけ。タコはタコきんがけ。

リスは、メリー クリスマス!タコは、メリー クタコマス!

なんだか、みんなも楽しくなってきましたよ。

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