絵本日記「1年365冊」

『雨ニモマケズ』 | 言の葉のうつわ

『雨ニモマケズ』

2024.12.04

宮沢賢治 作  柚木沙弥郎 絵  MIKIHOUSE 2016年

この詩のイメージががらりと変わる柚木さんの絵です。明るくて、滑稽さもあって・・・。

もしかしたら、雨ニモマケズは苦しい詩ではないのかもしれないと思えてきます。人として、あたりまえのことを賢治は語ってくれているのですね。

巻末には賢治の弟の清六さんの孫の宮沢和樹さんが寄せられた文が掲載されています。そのなかで、和樹さんは清六さんから、「行ッテという言葉こそが大事なんだよ」と教わったとあります。知恵や知識があっても、行動しなければ意味がないということです。あらためて大きな学びができました。

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