絵本日記「1年365冊」

『ナミチカのきのこがり』 | 言の葉のうつわ

『ナミチカのきのこがり』

2024.12.12

降矢なな 作  童心社 2010年

ナミチカは女の子。おじいちゃんと森へきのこがりに出かけました。いとこのアンドレもいっしょです。ナミチカはおじいちゃんから離れないようにすると約束しました。

おじいはんはいろいろなきのこの名前をよく知っていて、食べられるきのこかどうかも教えてくれます。クリームスープにするととっても美味しいヤマドリタケモドキをつんで家に持って帰ろうとおじいちゃんが言いました。

ナミチカはヤマドリタケモドキを探していて、自分がかぶっている赤い帽子にそっくりキノコをみつけました。

赤い頭のキノコたちは輪になって音楽に合わせて踊りだしました。こんどは、おにごっこ。

ナミチカは夢中で遊んでいるうちに、おじいちゃんたちとはぐれ、どこにいるのかわからなくなって…とうとう泣き出してしまいました。

遠くからナミチカを呼ぶ声が。おじいちゃんがかけよって、ぎゅっと抱きしめてくれました。

家に帰ったら、おばあちゃんがキノコのクリームスープを作ってくれましたよ。

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