絵本日記「1年365冊」

『おじいちゃんとテオのすてきな庭』 | 言の葉のうつわ

『おじいちゃんとテオのすてきな庭』

2024.12.30

アンドリュー・ラースン 文  アイリーン・ルックスバーカー 絵  みはらいずみ 訳 

あすなろ書房 2009年

テオのおじいちゃんは素敵なお庭のある家に住んでいた。テオはおじいちゃんの庭が大好きだった。

でも、おじいちゃんはアパートに引っ越した。アパートには庭がない。おじいちゃんはベランダは風が強いから、お花にはかわいそうだと言う。

じゃあ、本物だと思って、ごっこ遊びをしよう!

春が来て、おじいちゃんが大きなキャンバスを買ってきた。

二人は庭仕事にぴったりの帽子をかぶり、ベランダに立てかけたキャンバスに向かった。まず描いたのは庭の石塀そして、青い空と茶色い土も描いた。

春に最初に咲くのはクロッカスとスミレ。おじいちゃんは茎を描いていった。テオは石塀の上にとまっている小鳥を描いた。

おじいちゃんは旅行で留守にすることになり、テオがひとりでお庭の世話を引き受けた。テオは絵筆を持って、チューリップや水仙を咲かせていった。そして、おじいちゃんの大好きな青いワスレナグサも。

お庭のなかに二人が座る椅子も描いた。

「おじいちゃん、はやく かえってこないかなあ!」

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