2025.01.03
なかがわちひろ 作 のら書店 2024年
ぼくは、一平。ときどき浮いている。20センチか30センチくらい浮いている。周りからはただぼんやりしているように見えるらしく、叱られたり、笑われたり、おいていかれたりする。
でも、浮いていると、おもしろいこともあるし、トクすることもある。
ある日、山田ほのかさんも浮いていた。並んでふわりふわり歩き始めると、ほのかさんはささやいた。
なんかさ、
ういてるときって
むねの なかに
ふうせんが あるみたいだよね
自分が周りから「浮いている」って感じること、きっと誰にでもあるのでは・・・。
「浮いて」いてもいいんだって教えてくれる作品です(#^.^#)