2025.02.13
J.ポダル 文 フィリップ・サランビエ 絵 ブックローン出版 1984年
明日はバレンタインデー。
街にはチョコレートがあふれていますね。
この絵本はイースターのお祭りに、人々が贈り合うチョコレートのたまごがテーマです。
子どもたちは、教会の鐘が庭にチョコレートのたまごを落としてくれるのだと信じているそうです。
その教会の鐘が、ある日、木のそばにあるではありませんか。ローマに行く途中で休んでいたのです。めんどりのピコレットはいばっている鐘に腹を立てました。すると、鐘は言いました。「わたしが くばるのは チョコレートの たまごだよ。ふつうの たまごじゃ ないよ」
そして、鐘は空を飛んでいきました。
「あんな かねなんかに まけるものか。きっと チョコレートの たまごを うんで みせるわ」とピゴレット。
でも、たまごはチョコレートではありません。ピゴレットはかたっぱしからたまごをくちばしでつついて壊してしまいました。
飼い主のご主人様はそんなピゴレットをスープにするしかないかと言います。
そんなことになったら大変!ねこのゴルフはしろうさぎのギニートに頼んでたまごをチョコレート色に塗ってもらいました。
ピゴレットはとうとうチョコレートのたまごをうむことができたと思い込んで大喜びしたということです。