2025.04.01
クラウス・バウムガルト 文・絵 みずのるりこ 訳 草土文化 1992年
アンナは今朝も眠そうに朝ごはんのジャムトーストを食べています。すると、ちっちゃなかいじゅうトアトアが箱から飛び出してきました。
トアトアはテーブルの宝さがしに出かけます。
バターのこやまをぐしゃぐしゃに踏み越えて、アンナの卵を横取り。
そして、アンナのカップによじのぼって、さかだちをしてみせたのですが、失敗して、ココアの中へポチャーン!ココアの中から浮かびあがったトアトアは、アンナめがけてココアをピューッ!
そこへお母さんが入ってきて、散らかったテーブルを見てびっくりぎょうてん。アンナがトアトアがやったと言っても、お母さんは信じません。
すると、ドアをノックする音が。ドアのそとには大きなかいじゅうがいて、「おはようございます」とていねいにあいさつしました。
「ひょっとして、うちの こどもを みかけませんでしたか?」