絵本日記「1年365冊」

『どっちーぬくん』 | 言の葉のうつわ

『どっちーぬくん』

2025.04.28

あきやまただし 作・絵  鈴木出版 2002年  

どっちーぬくん、昨日は雨降りで誰とも遊べなかったので、お天気のいい今日はみんなと遊ぶぞとはりきって出かけていきます。

くまくんのところに行き、遊ぼうと誘いましたが、くまくんはご飯を食べている最中。いつまで待ってもご飯が終わりません。ご飯をたべるのとぼくと遊ぶのとどちらが大事ときくと、くまくんは困った顔をしました。どっちーぬくんは「もう いいわん」と行ってしまいました。

つぎは、やぎさん。やぎさんは絵本を読んでいるところでした。やっぱり、なかなか終わりません。絵本とぼくとどっちが大事とどっちーぬくんは怒ります。

かばくんは歯磨きをしていました。

どちーぬくんは草の上にねころんで、泣きました。「もう いいわん。ぼくは ごはんにも えほんにも はみがきにも まけたわん・・・」

ふと見上げるとみんなの笑顔が。「ようじは おわったよ。さあ あそぼう」

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