2025.05.17
五味太郎 偕成社 1984年
わにさん、歯が痛くなって、「ゆっくり あそんでいたいけど いかなくちゃ いけないね」と歯医者さんへ。
歯医者さん、機械いじりをしていましたが、患者さんが来たようなので、「ゆっくり あそんでいたいけど いかなくちゃ いけないね」と診察室へ。
お互いに、「どきっ」。
わにさんも歯医者さんも、「こわいなあ」。
こんなふうに、どの見開きでも、左ページのわにさんと、右ページの歯医者さんが同じセリフを言うのです。
いろいろあって、「おこっていても はじまらない」「もうすこし がんばれ」「ほっ」
無事に診療が終わって、ご挨拶。「たいへん しつれい しました いずれ また」
二人とも心の中では「いやいや もう にどとは あいたくないね」
「だから はみがき はみがき。」