2025.05.25
村上康成 徳間書店 2000年
ヤマメのピンクはこの春に生まれました。ピンクのひれが自慢です。
ピンクにとって初めての冬がやって来ました。水は冷たく、からだはこちこち、おなかはぺこぺこ。食べ物になる虫はめったに流れてきません。
やっとごちそうをみつけたと思ったら、大きなヤマメに取られちゃった。そのヤマメをイワナのスノーじいさんが・・・。
逃げようとしたピンクにスノーじいさんが教えてくれた。
まつしか ないんじゃ、はるまでな。
なんにも食べるものがない毎日をがまんして、みんなじっと動かない。
あるとき、イタチが現れ、ピンクのしっぽをくわえた!スノーじいさんが助けてくれた。
冬が過ぎてあたたかな春になり、ピンクのしっぽにも力がもどってきた。
スノーじいさん、はるは すてきです。