2025.06.10
杉田比呂美 あすなろ書房 2014年
同じ町に暮らす12人。わんぱく小学生、ペンキ屋さん、看護師さん、テレビ記者、パン屋さん、消防士さん、猫と二人暮らしのおばあさん、動物園のライオン、小説家、宅配便配達のおにいさん、なんにでも興味津々の赤ちゃん、そして、偉大なる音楽科の銅像。
あさ6時、12人のなかには寝ている人もあれば、お仕事をしている人も、朝ごはんの準備中の人も。
あさ8時になると、ほとんどの人が活動を開始。看護師さんは勤務が終わったようです。
10時、12時、おひる2時、ゆうがた4時、6時、よる8時、10時、まよなか12時、2時、よあけまえ4時、つぎのあさ6時、それぞれのシーンでの12人の様子が描かれていて、ページを繰るのが楽しい。
音楽家の銅像は、バイオリンをわきに抱えていますが、暗くなるとバイオリンを構えて準備をし、とうとう弾き始めます。
何度も見返すたびに新たな発見があります。町の様子も変化していきます。