絵本日記「1年365冊」

『ぼうしのまちのようせいたち』 | 言の葉のうつわ

『ぼうしのまちのようせいたち』

2025.07.14

たなか鮎子 作・絵  ベネッセコーポレーション 2021年

とても美しい絵本です。

夏のある日のことです。りんはパパと公園をお散歩。
りんのお気に入りの黄色いぼうしが風に吹き飛ばされました。ぼうしを探すうちにりんは茂みの奥に入り込み、光のさすほうへ進んでいくと、ぼうしのまちにたどり着きました。

りんのぼうしについていたブローチの鳥が飛んできました。ぼうしはようせいたちが持って行って、お家にして暮らしていると。丘にのぼったりんは、たくさんのぼうしのお家から、黄色いぼうしを見つけました。

ぼうしについていた水色のリボンが見当たりません。家の中のどこかにのあるリボンを元通りにすれば、魔法がとけて、ぼうしにもどるよとお花たちが教えてくれました。


お家の中にはたくさんのドア。お星さまのドアを開けることと教えてもらったりんでしたが、間違えて太陽のドアを開けてしまいました。


まっくろな怖いお部屋の向こうのドアを開けると、ようせいたちがパーティーを開いていました。りんが訳を話すと、ようせいたちはごめんね、ぼうしを返すよと言いました。そして、プレゼントの箱の一つから水色のリボンが出てきて、ぼうしは元通りに!魔法がとけました。

りんのぼうしは舞い上がり…気がついたら公園のベンチにぼうしをかぶったりんが座っていました。そして、りんはパパと手をつないでお家に帰っていきました。

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