絵本日記「1年365冊」

『クジラの跳躍』 | 言の葉のうつわ

『クジラの跳躍』

2025.08.02

たむらじげる  株式会社メディアファクトリー 1998年

たむらしげるさんのダイナミックでロマンチックな作品。海はこの世とあの世の間に横たわっているのかもしれない。

ねこを連れて海原を進むおじいさん。ガラスでできた海の上でたき火をし、寝袋で眠る。昔、船乗だった頃の夢を見ながら。

目を覚ますと画家のRが登場。あと6時間で全身が現れるクジラの絵を描き始めた。午後になるとうわさを聞きつけて人々が海に集まってきた。「ライムじいさんが生きていたらなあ。これを見て、どんなに喜んだだろう。」

おじいさんはちゃんと見ている、この光景を。

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