2025.08.20
ラッセル・ホーバン 文 ジェイムズ・マーシャル 絵 さかいきみこ 訳 偕成社 2001年
わにのアーサーは食事のお行儀が悪いので、父さんも母さんも困っています。自分の部屋ではエレキギターを「ギギギ~ン」と鳴らすので、お母さんは「そのうち せかいじゅうが めちゃくちゃになるわ!」と言いました。
ある日、妹のエマが家に友だちを連れてきました。わにの女の子のアルベルタです。アーサーはひとめでアルベルタを気に入りました。
アルベルタもいっしょに晩ごはんを食べることになりましたが、アーサーはアルベルタをじっとみつめて食べようとしません。アーサーはアルベルタがどうやってご飯をたべるのかを見ていたのです。
次の日から、こんどはいつアルベルタがくるのか、アーサーは待ち遠しくてたまりません。
すると、アルベルタがエマとアーサーを家に招待してくれました。それからというもの、アーサーは食事のマナーや身だしなみについて、父さんや母さんに教えてもらいました。
そして、とうとうアルベルタのお家を訪ねる日になりました。アーサーのお行儀は完璧。アルベルタのために作った曲も披露しました。
帰る時間、アーサーとエマはみんなにきちんとご挨拶をしましたよ。