2025.08.30
レオニート・チシコフ 作 藤原潤子 訳 成山堂書店 2022年
作者は現代ロシアを代表するアーティスト。
雲を眺めるのが大好きな男の子がいました。あるとき、高い山のてっぺんに登って、雲をつかまえました。そして、その雲を糸に紡ぎ、おばあちゃんにセーターとマフラー、手袋を編んでもらいました。
雲でできたセーターは軽くて、それを着ると男の子は空に浮かび上がり、雲たちといっしょに飛びました。
雲が言いました、「ぼくたちが みんな とんでいったら、この たにから かげが なくなってしまう。あめが ふらなくなって、きも じめんも からからに なるし、あつすぎて いきものだって みんな しんでしまうんだ。」
男の子はセーターとマフラーをほどいて空に返しました。手袋だけはたいせつに残しましたけどね。
美しい絵とともに地球温暖化問題を問いかけています。