絵本日記「1年365冊」

『そらにかえったにゅうどうぐも』 | 言の葉のうつわ

『そらにかえったにゅうどうぐも』

2025.08.30

レオニート・チシコフ 作  藤原潤子 訳  成山堂書店 2022年

作者は現代ロシアを代表するアーティスト。

雲を眺めるのが大好きな男の子がいました。あるとき、高い山のてっぺんに登って、雲をつかまえました。そして、その雲を糸に紡ぎ、おばあちゃんにセーターとマフラー、手袋を編んでもらいました。

雲でできたセーターは軽くて、それを着ると男の子は空に浮かび上がり、雲たちといっしょに飛びました。

雲が言いました、「ぼくたちが みんな とんでいったら、この たにから かげが なくなってしまう。あめが ふらなくなって、きも じめんも からからに なるし、あつすぎて いきものだって みんな しんでしまうんだ。」

男の子はセーターとマフラーをほどいて空に返しました。手袋だけはたいせつに残しましたけどね。

美しい絵とともに地球温暖化問題を問いかけています。

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