2025.09.05
萩原昌好 編 あすなろ書房 2013年
中高生のころ、新川さんの詩を読みあさっていました。
凛とした言葉の奥に血の通ったあたたかさが感じられて、大切なことを静かに教えていただいた気がします。
こんなふうに背すじをのばして生きていきたいなと思ってきました。
この詩集のおしまいから二番目の詩は「ぽんかん」です。神さまがぽかんと口を開けて居眠りをしている間にあまーくみのったみかんなのですって。こんなふうにくすっと笑えるユーモアのある作品がひとつだけ混じっていて、これも楽しい。