絵本日記「1年365冊」

『おこりんぼうのアングリー』 | 言の葉のうつわ

『おこりんぼうのアングリー』

2025.09.06

ライマ 作  宝迫典子 訳   朔北社  2006年

蚊のポータンはおこりんぼうの血が大好き。ある朝、かいじゅうの国のおこりんぼう、アングリーをチクリと刺しました。それからアングリーはガオオオオー!と叫び、口から火を吹きました。

家は半分黒こげ。口から火が出続けているので、ハンバーガーを食べようとしても、黒こげにしちゃうし、友だちにやけどをさせたり、木が燃えてしまったり・・・大変なことだらけです。

池に入っても、お湯になってしまいます。アングリーはどうしたら火が消せるのか、悲しくなっておいおい泣きました。すると、何をしても消えなかった火が涙で消えていったのです。

「やった!やった!」アングリーは大喜び。

おこりんぼうがはいた火も、思い切り泣いて笑えば、消えるのですね。

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