2025.09.06
ライマ 作 宝迫典子 訳 朔北社 2006年
蚊のポータンはおこりんぼうの血が大好き。ある朝、かいじゅうの国のおこりんぼう、アングリーをチクリと刺しました。それからアングリーはガオオオオー!と叫び、口から火を吹きました。
家は半分黒こげ。口から火が出続けているので、ハンバーガーを食べようとしても、黒こげにしちゃうし、友だちにやけどをさせたり、木が燃えてしまったり・・・大変なことだらけです。
池に入っても、お湯になってしまいます。アングリーはどうしたら火が消せるのか、悲しくなっておいおい泣きました。すると、何をしても消えなかった火が涙で消えていったのです。
「やった!やった!」アングリーは大喜び。
おこりんぼうがはいた火も、思い切り泣いて笑えば、消えるのですね。