絵本日記「1年365冊」

『ぽちの きた うみ』 | 言の葉のうつわ

『ぽちの きた うみ』

2025.09.29

岩崎ちひろ 作・絵  武市八十雄 案  至光社 1974年

この表紙の絵が大好きで、美術館で買い求めたこの絵のクリアファイルを大切に使っています。

女の子のお顔は見えないけれど、犬をだきしめている様子には愛があふれています。

この子の名はちいちゃん。わんこはぽち。

夏休み、ちいちゃんは海辺のおばあちゃんのお家に行きます。でも、ぽちを連れてくることはできませんでした。

夕焼けの海を眺めながらぽちのことを考えているちいちゃん。このページの絵だけは技法が違うのです。(素人ですが、そんなふうに見えます。)ちいちゃんの思いが夕焼けの赤にとけ込んでいるかのようです。

ぽち おげんきですか。ちいちゃんはぽちにお手紙を書きました。

とうとうぽちがおばあちゃんのおうちにやってきたのです。ちいちゃんの喜びはどんなだったでしょう。

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