2025.09.30
せなけいこ 童心社 1993年
せなけいこさんのおばけえほんシリーズの1冊。
おばあさんは古い道具を大切にしています。近所の人が「ふるい どうぐは おすてなさい。ひゃくねんたてば ばけてでる。」と言っても、にこにこ笑うだけ。
ところが、ある晩、がたがた音がします。台所を見ると、道具たちが立ちあがり、ぞろぞろ外へ出ていきました。おばあさんがあわてて後を追いかけて外へ出たとたん、空から龍が落ちてきて、小さな家はぺっしゃんこ。
おばあさんは外へ出たおかげで助かったと道具に感謝します。いねむりをして落ちてしまった龍は、ふーっと息を吹きかけて、家を元通りに直しました。