2025.10.28
広井敏男 文 伏原納知子 絵 新日本出版社 1982年
秋、雑木林の中に入ると、ポトポトという音が。どんぐりの落ちる音です。1本のこならの木から3万5000粒も。
ふゆごもりのしたくに忙しいねずみやりすたちはどんぐりをおなかいっぱい食べます。やがて寒くて長い冬が。
やわらかな春の光がさしこむようになると、植物は花を咲かせます。落ち葉の下で冬を耐えたどんぐりの芽生えもすこしずつ大きくなってきました。
芽生えてから7~8年たったこならは夏に花を咲かせます。これでようやくいちにんまえ。でも、これまでになるのは本当にわずかです。
花を咲かせたこならの木にたくさんのどんぐりが実りました。
