絵本日記「1年365冊」

『つきよのニャロベエ』 | 言の葉のうつわ

『つきよのニャロベエ』

2025.11.10

古内ヨシ  論創社 2013年

ニャロベエは3人のおばけのめしつかいといっしょに森の奥に住んでいた。

ある日、人間の男の子が訪ねてきた。ニャロベエは人間のことが好きではない。

おばけがおどかしても、男の子はいっこうに平気な様子。話を聞くと、いじめられていいることを誰にも言えず歩いていたらここに着いたとのこと。ニャロベエは男の子を泊めてあげることにし、男の子はだんだん明るくなってきた。

ニャロベエは男の子と約束した。

 ・家に帰ること。

 ・おとうさんやおかあさんにいじめられていることを正直に話すこと。

 ・もし、おとうさんもおかさんも男の子を守ってくれなかったら、ニャロベエが守ること。

次の朝、ニャロベエは男の子を笑顔で見送った。その夜は月がとってもきれいだった。

『つきよのニャロベエ』 | 言の葉のうつわ 『つきよのニャロベエ』 | 言の葉のうつわ

お問い合わせ

講演依頼や読み聞かせなど
お気軽にお問い合わせください