2025.12.31
花田鳩子 文 上垣歩子 絵 大日本図書 2021年
野原の大きな木の下に、大食いのへびがすんでいました。いつもおなかをすかせていて、なんでもかんでも丸のみにしてしまいます。
かえるがやってきました。合唱団の先生です。のみこまれたかえるはへびのおなかの中で発声練習をしました。へびもあわせてア~ア~ア~♪ するとかえるはへびの口からぽんと飛び出ました。
次はおすもうさんのぶたをのみこみました。ぶたはおなかの中で土俵入り。「いてっ!いててててっ!」へびがたまらず大きな声で叫ぶと、ぶたはそのすきに転がり出ました。
こんどは風邪をひいたうさぎと、とりの卵を飲み込みました。うさぎがおなかの中でせきとくしゃみを連発するものだから、へびもむずむずがひどくなって大きなくしゃみを! そのとたん、うさぎが飛び出ました。
うさぎの風邪がうつったらしく、へびも熱が出てきて、からだじゅうが熱くなってきました。なんと、卵からかえったひなたちがおしりをふりふり、へびの口から出てきました。
へびさん、今年一年おつかれさまでした。うまさんにバトンタッチですね。
