絵本日記「1年365冊」

『きつねさんがあそびにきた』 | 言の葉のうつわ

『きつねさんがあそびにきた』

2026.01.03

なかのひろたか 作  二俣英五郎 絵  PHP研究所 1994年

やまのふもとにある小さな幼稚園。明日は遠足なので、子どもたちがてるてるぼうずを作っています。

そこに「こんにちは」という元気な声が。せんせいが出てみると、お口のまわりにぽちぽちおひげのはえた男の子が立っています。せんせいにはすぐにきつねさんがばけているとわかりました。おひげとお耳のとんがりで、子どもたちもきつねさんだと気づきました。

コンチキくんはみんなにまじっててるてるぼうずを作ります。窓際に飾っていると、コンキチくんが「あしたはいいおてんきです」ときっぱり言いました。「おいけのガマロクじいさんからきいたのです」と。

さあ、お昼の時間にです。みんなはお弁当を広げましたが、コンキチくんはうつむいてじっとしています。みんなはコンキチくんに分けてあげました。コンキチくんはうれしくて、食べているうちにきつねさんのお顔に戻ってしまいました。

洗面所の鏡に映った自分の顔にびっくり!とびだしていきました。どこを探しても、コンキチくんはいません。

次の日はいいお天気。みんなはお山に遠足に行き、ガマロクじいさんにも会いました。でも、コンキチくんの姿は見えません。

すると、「きのうは、おかしかったね」どこからかコンキチくんの声がきこえてきました。

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