2026.01.20
村田エミコ 作・絵 岩崎書店 2003年
2ちょうめのおそばやさんは、お客さんでいっぱい。店頭に座っている招き猫のすずのすけはため息ばかり。毎日すわりっぱなしで退屈だと言うのです。
ある満月の夜、すずのすけはきらきら輝く街を眺めながら、じっとなんてしていられないやと飛び出しました。ほかの招き猫たちも誘います。めがねや、パンや、銭湯・・・いろいろなお店の招き猫たちが揃って出発。まちはずれの公園で楽しく遊んでいると、藪の中から太った大きなねずみが現れ、招き猫たちに襲いかかります。
招き猫たちは銭湯の煙突にのぼりました。太ったネズミはここまでは来られません。
煙突のてっぺんにいる招き猫たちの目の前にはまんまるいお月さま。楽しく歌ったり踊ったりしていたら、東の空にお日さまがのぼってきました。
いちばん早起きのパン屋の招き猫が帰らなくちゃと言うと、みんなも次々に帰っていき、煙突にはすずのすけだけになりました。
すずのすけのおしりが熱くなってきました。銭湯もお風呂を沸かし始めたようです。街へもどってみると、どの店にもお客さんがいっぱい。でも、おそばやさんにはお客がいません。おじさんは元気がない様子です。
すずのすけがいつもの場所にもどったら・・・ちゃんとお客さんがやってきましたよ。
