2026.02.09
にしまきかやこ こぐま社 2010年
どようびのよる、ぼくはパジャマに着替えて「おやすみなさい」と伝えると、おとうさんとおかあさんが、急にせいがのびたんじゃないと言った。
もしもぼくのせいがのびたら・・・ひとりで電気が消せる、ベッドから手も足もはみだしてしまう、戸棚の中にかくしてあるチョコレートをみつけられる。
どんどんのびて、二階の屋根を突き抜けた。道路も川もひとまたぎ。山もまたいで海に出た。
そして、入道雲とせいくらべ。入道雲は雨を降らせた。ぼくは雨雲を抑え込んだ。
お日さまがにこにこ笑って照りつけた。ぼくは大きくなったので、お日さまに近くて、暑い。
「あついよー」と叫んでいたら、目が覚めた。
