2026.02.28
山末やすえ 作 大沢幸子 絵 PHP研究所 1993年
おかあさんが大好きなオムライスを作ってくれていますが、ケチャップが足りなくなってしまいました。
ひろむはかみぶくろのおばけのお面をもって、ケチャップを買いに走り出しました。お面をかぶって、ねこやいぬ、道行くおじさんも驚かせ、そのまま、えちごやに行き、「ケチャップ ちょうだい」。おばさんは「あらま、おばけも オムライスを たべるのかい」
帰り道は暗くなって、風が吹いてきました。「おばけ、でてこい!」ひろむが叫ぶと、目の前に真っ黒なドアが現れ、出てきたおばけに腕をつかまれ、中に入しました。おばけたちがずらりテーブルに座って、その前にはオムライスが。おばけたちは歌を歌いながらオムライスの上にケチャップでおばけのしるしをつけていきます。さいごはひろむの番。ひろむの描いたしるしはおばけのしるしではありませんでした。おばけたちもオムライスも消えてしまいました。
ひろむは急いで家に帰り、いちばんおいしいオムライスを食べましたよ。
