2026.03.27
伊藤遊 作 岡本順 絵 ポプラ社 2011年
みちばたの大道芸も、レストランで料理しているコックさんも、お祭りの行列も、わたしには見えない。背伸びしても、届かない。
おとうさんとおかあさんと弟と4人でお食事した帰り道、きつね火が現れ、大道芸も、きつねのコックさんも、お祭りの行列も見えた。行列が通り過ぎるとき、弟が「きつねたたちがいっちゃうよ」と言ったけれど、おとうさんとおかあさんには見えていないらしい。
「もう、あえないかな」みんなでタクシーに乗り込んだら、橋の欄干できつねが見送ってくれていた。「きっと、またあえるよね」
