絵本日記「1年365冊」

『きょうりゅうがすわっていた』 | 言の葉のうつわ

『きょうりゅうがすわっていた』

2026.06.22

市川宣子 作  矢吹申彦 絵  福音館書店 2016年

パパが男の子に言います。きみが生まれたときの話をしようか。

ママは病院にいたので、パパはマンションでひとりいた。ある朝、窓をたたく音が聞こえ、のぞくと、マンションの下の交差点にきょうりゅうが座っていた。きょうりゅうは動かない。

パパは会社の帰りにキャベツを30個買ってきて、窓からきょうりゅうに食べさせた。それから、毎日パパはキャベツ30個をきょうりゅうにあげた。大勢の人がきょうりゅう見物に訪れた。

きょうりゅうとパパはだんだん仲良くなった。クリスマスが来て、パパは小さなクリスマスツリーを買ってきて、きょうりゅうに見せた。すると、きょうりゅうが立ち上がっておなかの下にいた赤ちゃんを見せた。

きょうりゅうはパパとあかちゃんを背中に乗せて、病院へと向かった。ママの部屋の窓からのぞくと、きみがうまれていたってわけ。

今日は6さいのお誕生日、おめでとう。どこかで6さいになっているきょうりゅうの子にも、かんぱい!

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