2026.06.27
佐藤さとる 作 岡本順 絵 ポプラ社 1997年
おじいさんとおばあさんが登場する創作昔話です。
山へ柴刈りに行ったおじいさんは、いつも親切にしてやっているねずみの導きで山道を通りました。すると、曲がっていた腰は伸び、しわは無くなり、すっかり若者に。
若返ったおじいさんは考えました。自分ひとりだけ若返ったらおばあさんがかわいそう。いちど元のおじいさんにもどって、おばあさんを迎えにいって、ふたりでこの道を通って一緒に若返ろう。
そこで、おじいさんは今来た道をもどって、元のおじいさんに戻り、うちに帰っておばあさんに話し、ふたりで若返ろうと誘いました。すると、おばあさんはこう答えました。
「わたしはね、おじいさんと ふたり いっしょに としを とってきて、とても しあわせですよ。だから、また わかくなって、もう いちど としを とりなおすなんて、ごめんです」
