絵本日記「1年365冊」

『トットちゃんの 15つぶの だいず』 | 言の葉のうつわ

『トットちゃんの 15つぶの だいず』

2026.07.10

黒柳徹子 原案  柏葉幸子 文  松本春野 絵  講談社 2023年

トットちゃんが小学2年生のとき、日本は戦争を始めました。トットちゃんのくちぐせは「ねむいし、さむいし、おなかがすいた」

夜、空襲があると、庭につくった防空壕に入りました。ぐっすり眠ることなどできませんでした。

そして、大事な人がいなくなりました。トットちゃんのパパも兵隊さんになりました。

食べるものがなくなり、とうとうトットちゃんの一日の食べものは、大豆が15粒だけになりました。朝、ママがフライパンで炒って封筒に入れて持たせてくれます。ママは大豆を食べたらお水をたくさん飲むと、豆がふくらんでお腹がいっぱいになるわと教えてくれました。

学校から帰る道で、トットちゃんは家は焼けていないだろうか、ママも、犬のロッキーも生きているだろうかと心配になります。ドキドキしながら家へ駆けていくと、家もあるし、みんなも生きている!それが、トットちゃんはうれしいのです。

あれから、何十年。トットちゃんはユニセフの親善大使として世界じゅうの子どもたちを抱きしめています。

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