絵本日記「1年365冊」

『密林一きれいなひょうの話』 | 言の葉のうつわ

『密林一きれいなひょうの話』

2026.07.11

工藤直子 おはなし  和田誠 え  瑞雲舎 2018年

密林にすんでいるひょうは、はんてんが自慢です。つやつや、ぴかぴか。

ある日、くしゃみをして目を覚ますと、背中がすうすうします。ない!はんてんがない!

寝床に3まいだけありました。これでは、ひょうでいられません。ひょうははんてんを探す旅に出ました。

わににはんてんを見なかったかと聞くと、わには1まいおくれと言います。かえるにも1まいゆずり、まんとひひもさいごの1まいがほしいと言います。

まんとひひははんてんを首につけて、蝶ネクタイにしました。そう言えば、たくさんのはんてんが空を飛んでいくのを見たと。きっと、はんてんはちょうちょになりたかったのですね。

野原いっぱいに飛んでいるちょうちょたちに、ひょうは言いました。「ぼくの はんてんに なってください」

ちょうちょたちは喜んでひょうの体にとまりました。ひょうは、密林一きれいなひょうになりました。

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