絵本日記「1年365冊」

『なまえのないねこ』 | 言の葉のうつわ

『なまえのないねこ』

2022.12.28

竹下文子 文  町田尚子 絵  小峰書店 2019年

 友人が保護猫の里親になるべく準備を始めました。説明会に出かけたり、猫用品を揃えたり…。

家族として迎える予定の子(猫)も決まったそうです。

 ぼくは猫。名前のない、野良猫。周りの猫たちはそれぞれの家に飼われていて、ちゃんと名前で呼んでもらっている。中には二つも名前を持っているのもいる。

 ぼくも名前が欲しい。自分で決めようにも、いい名前が思いつかない。

 そんな雨降りの日。小さな女の子が「きれいな目をしているね」と声をかけてくれた。そして、

「おいで〇〇〇」と。

 ぼくは自分が本当に求めていたことに気がついた。

 友人宅に近々やってくる猫ちゃん、どんな名前をもらうのかな…(=^・^=)楽しみでしかたありません。

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