絵本日記「1年365冊」

『ねえ だっこして』 | 言の葉のうつわ

『ねえ だっこして』

2022.12.29

竹下文子 作  田中清代 絵  金の星社 2004年

 来年2月岐阜市に保護猫カフェ「猫影」がオープンします。忍者がテーマの江戸時代にタイムスリップしたかのようなカフェで、保護猫の譲渡活動も行います。そして、ここで働くのは障がいのある人たち。このカフェは就労継続支援B型事業所が運営します。

「ねえ だっこして」と思っているのはこの家の猫。お母さんには赤ちゃんが生まれ、大好きだったお膝は赤ちゃんにとられてしまった。ねえ、ちょっとでいいから、だっこして。

 働く場所があること、安全に住める場所があること。「だっこしてもらえる」場所があることは、人にとっても猫にとっても大切です。そして、カフェを訪れた人もだっこされているかのように猫影で癒されることでしょう。

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