2023.01.02
井上荒野 作 田中清代 絵 アリス館 2009年
ずいぶん前のことですが、お正月に「おせちもいいけど、カレーもね」CMというがヒットしました。懐かしいですね。そんなことを思い出したので、今日はカレーライスです。
直木賞作家の井上荒野さんがはじめて手がけた絵本。
フミオがカレーライスを食べていたら、「カリッ」。カレーの種でした。
お父さんの指示のもと、庭に植えて、水をやったり、踊ったり。大きくなったカレーの木には葉っぱのお皿が茂り、やがて福神漬けの花が咲きました。そして、カレーの実とライスの実も。
カレーのにおいは町じゅうに広がり…。
お父さんもお母さんも和服姿で、お母さんはその上に白い割烹着。なんとも昭和チックな絵にもほっこりします。
踊りの歌は楽器を鳴らしながら思いっきり表現しちゃうのが彰子流です。