2023.01.06
石川基子 講談社 2015年
きのこ村のほしじいたけとほしばあたけは、大好きなひなたぼっこをしながらのんびり暮らしています。
住人のきのこたちのいさかいも、ほしじいたけとほしばあたけは「菌類は、みな、兄妹。仲良く、仲良く」とおさめます。
ある日、子どもたちが遊んでいる最中にタマゴタケが谷底へ転がり落ちてしまいました。体が軽いほしじいたけは助けるためにふうわりと飛び降ります。しかし、タマゴタケをかかえて上に戻ることはできません。力持ちになるためにはあの手を使うしかない!でもそれは長持ちしない!
長年連れ添ったほしじいたけとほしばあたけのコンビネーションに思わず笑みがこぼれます。
きのこ好きさんにはもちろん、必見の絵本です。